木へのこだわり
心や体、自然にも優しい木
稲葉製材住宅では木造住宅、木の家づくりを推奨しています。日本は国土の2/3が森林です。木を使わずにそのままにしておくと、木も高齢化し二酸化炭素の吸収量が減少していきます。植えて、育て、伐って、上手に利用することで森のサイクルが機能し、自然を豊かに保つことができます。
自然が豊かになるということは土砂災害の防止、水質・海洋保全、生物の多様性といった効果があり、地球温暖化にも大きく貢献します。近年では内装に新建材(ビニールやプラスチックで作られた人工建材)が多く使われていますが、木を使うことでさまざまなメリットがあります。
新建材は時間が経つともに劣化していきますが、木は時間とともに味わいが増していくのも魅力の一つです。汚れてきれいにしたいときは削ったり、磨いたりすれば最初のきれいな状態に元通りです。
鉄やコンクリートに比べて長持ちしない素材だと思われがちですが、適切なメンテナンスを施せば1300年経つ法隆寺のように美しい姿を保ち続けます。木を使い、木の家で暮らすということは住む人、自然環境にも優しいということです。
建築家による ファーストプレゼン設計
愛着湧くデザインを実現
最初のプラン提案は建築家の方に設計提案してもらいます。
希望の間取りや要望をヒアリングし手描きスケッチを描きながら、楽しくお話を引き出していきます。見た目だけではなく暮らしやすく時間が経つとともに愛着の湧くデザインを実現します。
こだわりの構造材
地熱で乾燥させた小国杉
土台、柱、梁など主要な材料は県産材である小国杉を使用します。雄大な阿蘇で育った杉は強度に優れ、美しいツヤと粘りのある木材です。温泉が有名な土地柄で地熱を利用して乾燥させます。
化石燃料を使用して人工的に乾燥させるものとは違い自然のエネルギーを利用するので環境にも優しい乾燥方法です。中温乾燥なので香り成分が多く残り、耐腐朽性にも優れるとされています。また、地元の木を使うことで林業、環境保全、災害防止にも貢献しています。
選べる断熱材
2つの工法をご提案
スーパーウォール工法(硬質ウレタンフォーム)
加工、組立、検査と工場生産にこだわり、厳しい基準で品質管理を行うこと で性能にバラツキのない安心の品質を提供します。スーパーウォール工法の 家は、高性能なパネルと高性能サッシ、計画換気システムが生み出す、高気 密・高断熱・高耐震の構造です。
デコスドライ工法(セルロースファイバー)
デコスファイバーの原材料は約80%が新聞紙です。熱を伝えにくく、高い吸 音性、木質繊維が持つ吸放湿特性により年間を通じて適度な湿度に保つこと ができます。確実な断熱施工で自然の素材の持つ力を最大限に活かし快適な 暮らしを実現した断熱材です。
選べる床材
住宅やお客様の好みに合わせた床材
-
オーク(ナラ)
力強い木目とながら落ち着いた風合い。堅く耐久性に優れた人気の床材です。
-
アカシア
はっきりとした濃淡のコントラストが特徴。時とともに赤みが落ち着いていきます。
-
小国杉
かおり豊かで淡いピンクのような色合い。軽くて柔らかく、断熱効果が高いので冬場でも裸足で歩けるくらい温かみがあります。
-
バーチ(カバ)
赤と白の淡いコントラストが印象的な木目。見た目や性質がサクラに近いことも特徴の一つです。
-
ウォールナット(クルミ)
深みのある色合いで高級感漂う濃淡の木目模様。耐久性にも優れた丈夫な床材です。
自然素材を利用した内装壁
【エッグペイント】珪藻土に卵の殻を混ぜたエコな塗り壁
調湿や化学物質の分解、ペット臭や部屋の臭いの元となるアンモニア臭も除去できる塗り壁です。
食品製造工程の中から出てくる卵殻に珪藻土などをブレンドし機能性も兼ね揃えたエコ素材。地球環境を守りながら資源循環型社会づくりへ貢献した商品です。
汚れにくい外壁
【Sto】世界シェアNo.1の外装塗り壁
水性のアクリル樹脂が入ったドイツの漆喰で、透湿性があり、対候性が高い素材です。材料の品質も安定し、扱いやすい特徴でクラック(ひび割れ)の心配が軽減されています。さらにロータス効果(自浄性)により、壁表面が超撥水性となり、雨水などの水滴が汚れの粒子を取り込みながら落ちる自己洗浄能力が付加されています。
当社の住宅性能
断熱性(UA値)
夏は外からの熱の侵入を防ぎ、冬は室内の熱を逃がさない。
東北レベルの断熱性能を標準仕様としています。
断熱基準の地域区分(数値が小さいほど断熱性がいい)
室温は冬でも18度以上を保つ高い断熱性。家中の室温を一定に保ち、部屋ごとの温度差は2度以内を目指しています。
断熱性が高く、暖かい家に住むメリット
- ・寝つき、目覚めが良い
- ・夏も冬もストレスが少ない
- ・光熱費が安く済む
- ・アレルギーやアトピーが改善される
- ・心筋梗塞や血圧上昇など健康改善
- ・脳の健康維持
- ・足元の冷え解消
- ・健康寿命が延びる
- ・結露が起こりにくくなる
- ・部屋間の温度差が少ない
- ・気管支ぜんそくの改善
- ・感染症の軽減
気密性(C値)
家の隙間は快適性、ランニングコスト、家の寿命など大きく影響を及ぼします。
世界基準の高い気密数値を標準仕様としています。
国が推奨している気密性能比較(数値が小さいほど気密性が高い)
多くの日本の住宅には目では見えにくい隙間がたくさんあり、意図しない気温の変化やスキマ風などで、
無意識のうちにストレスに悩まされています。私たちは、世界的にも寒冷地として知られる欧米の国々の基準を標準仕様とし、
一棟一棟気密測定を行い気密性を高めることで、ご家族が快適に過ごせるよう尽くします。
気密性の高い住宅に住むメリット
- ・冷暖房の効き方が向上し、省エネ効果
- ・上下温度差の解消で過ごしやすい
- ・隙間風のストレスが少ない快適な空間
- ・計画換気の向上でよどんだ空気を一掃
- ・壁内結露を防ぎ、カビが生えにくい
- ・外気から汚染物質の侵入防止
耐震性
熊本地震の教訓を踏まえ、耐震レベルは
最高ランクの“耐震等級3”を標準仕様とします。
地震で家を守るということはだけではなく、家族の命や財産を守ることだけではなく、
周囲のお宅や環境に二次的な被害を出さない事にもなります。
熊本県は震度1以上の地震が毎月平均で50回以上起きています。
今後いつ“熊本地震”のような震災が起こるかは、誰も予測することはできません。
しかし私たちは、地震に負けない家を建てることができます。
耐久性
長期にわたり価値が残り、メンテナンスの事も考えた
“長期優良住宅”を標準仕様とします。
住宅を取得すると車と一緒で維持費(メンテナンス費用)が発生してきま す。建てた後もなるべく安く済むよう、長期優良住宅を取得します。長期優良住宅はメンテナンスがしやすく、長持ちする対策を講じる必要があります。耐久性のある家を建て、資産価値の残る住宅普及が国を挙げて進められ ています。その他にも税金控除や減税、補助金の活用など経済的メリットもあります。