躯体検査も終了したら断熱材を充填していきます。
今回の物件は木質断熱材のウッドファイバーを採用しています。
断熱材の種類についてはイナバの標準仕様 断熱材編をご覧ください↓
https://inaba-sj.com/news/794/
ウッドファイバーは他の断熱材とは違い蓄熱性に優れています。
冬場は一度温まると熱を蓄え温かさが持続し、
夏場は熱の侵入を遅くします。藁ぶき屋根は夏も涼しいのと同じ原理です。
遮音性もすごく、天然素材なので環境や人にも優しい珍しい断熱材です。
シロアリが心配とよく言われますが、防蟻処理もされているのでシロアリリスクは抑えられています。
断熱材充填前
充填途中
充填完了
可変透湿気密シート張り
このような感じで施工していきます。
正直かなり大変です。
一つひとつ丁寧に断熱材を充填して、シートもきれいに張らなければならないので
大工さんの腕次第で品質が大きく変わってきます。
断熱材を充填する際、隙間なく施工しないとそこから熱が逃げたり、
シートもデタラメに張ると気密が取れません。
これも完成してからでは見えなくなってしまう部分なので信頼できる職人さんでなければ難しいです。
最後に張る可変透湿気密シートは言葉こそ難しいですが、気密を取る為のシートになります。
このシートもただの気密シートではなく、湿気も調整してくれる優れものです。
壁内で湿気が溜まったとき、ただのビニールシートだとこもってしまい湿気が逃げてくれません。
弊社で採用しているシートだと壁内で湿気が溜まらず家も長持ちします。
断熱材はあとから交換が出来ない部分なので慎重に選びたいものですね。