国が普及を目指すZEH住宅には再生可能エネルギーの導入が必要になります。
その中で多くを占めるのが太陽光発電です。
住宅性能を高め、ZEH住宅にするには太陽光を約5kw前後載せる必要があります。
そこで今後の太陽光導入費用はどれくらいになるのか…
2017年度 27.2万円/kw
↓
2030年度 10.8万円/kw
太陽光が普及し出した当時から比べると1/10程度まで下がる予測です。
ここまでくると手の届きやすい価格帯になってきます。
しかし、ここで気になるのが売電価格です。
ご覧の通り年々下がってきています。2019年度は
10kw未満 24円/kw(出力制御あり)
10kw以上 14円/kw
よく元が取れるのかと質問を頂きますが
元を取るには10年以上かかります。
ひと昔前は導入費用が高い反面、売電価格も高かったので「儲けるため」に導入する人も多くいました。
しかし、今は「儲ける」という考えではなくなってきていると思います。
原子力発電が良い、悪いは別として結局のところ現在原子力に頼っています。
原子力発電は電力供給が不安定です。
東日本大震災のように災害があると運転中止したり、
放射性廃棄物の処理にもお金がかかったり、
廃炉にするのにも莫大なお金が必要になります。
その費用は電気を契約しているお客さんに請求が来ます。
電気代が上昇する理由としてはそのようなことも考えられます。
電気が無ければ不自由な生活になります。
電気は自分のところで発電し、自分のところで消費する。
不安定な電気に頼ることなく、自給自足できる家の方が賢いと思います。