ども、今村です。
工事だよりでも掲載しているリノベモデル物件。
築50年以上のお家をリノベーションしたのち、モデル物件として活用予定ですが、
現在の断熱性能がどれくらいなのか現場調査してもらいました。
調査の様子がこちら↓↓↓
一部屋を閉め切ってハロゲンヒーターを使い屋外と室内の温度差を10℃にします。
その温度差の熱移動で断熱性を計算します。
定点サーモカメラでデータを取ります。
むずかしい計算式がありましたがこれで分かるそうです。
数日後、提出された報告書こちらです。
調査の結果、改修前の住宅断熱性能はUA値4.55W/㎡Kでした。
結論から言うと、、、
断熱性めちゃめちゃ低い!!!ということです。笑
(グラフの省エネ基準0.87W/㎡Kが現在の最低基準)
結果は想像できていましたが、改修前の断熱性能を知ることはなかなか無いのでいい経験でした。
築50年以上の家は無断熱(断熱材が入っていない)住宅なので、
言い方を悪く言えば雨風をしのぐだけの箱みたいなものです。
こういった家に住むとどうなるのか、、、
・冬の朝、なかなか布団から起きづらい
・冬は足元が冷える
・こたつやヒーターから離れられない
・窓の結露がひどい
などこんな家になります。
その他にも、
・冷暖房が効きにくく光熱費が高くなる
・夏の部屋は蒸し風呂状態になる
・カビダニの繁殖でアレルギー、喘息の原因になる
・ヒートショックを起こしやすくなる
といった、お財布、健康にも良くない家になります。
そして今回、スケルトンにして断熱改修をするとどうなるか?
改修後の断熱性能予測値がこちらになります↓↓↓
改修後の断熱性能は、
UA値0.42W/㎡Kになりました。
HEAT20 G2を超える性能で超高性能住宅へ生まれ変わる計算です。
ここまで断熱性を高めるとどのような暮らしが実現できるかというと、、、
・朝の目覚めもすっきり
・布団も少ない数で済む
・布団が減ると荷物も減る
・部屋で厚着しなくて済む
・廊下やトイレも温度差が少ない
・ヒートショックリスクを軽減できる
・窓の結露が減る
・カビ、ダニの心配が少ない
・アトピー、アレルギーが改善される
・冷暖房が効きやすくなる
・光熱費が少なくなる
・快適に暮らせる
などなどメリットはたくさんあります。
古い家は冬は寒い、夏は暑いが当たり前!
ではないんです!!!
きちんと工事、施工することで既存の家も劇的に変わります。
お金をかけるところにはかける。
そうすることでランニングコストは安く済ませることができます。
今後電気代も上がってくる中で賢い選択、サポートが出来ればと思います。
そしてこのモデル物件を通して、既存の家も工夫次第では蘇るということ。
イノベーションも選択肢として検討できること。
何かしらのヒントになれば幸いです。
リノベーションモデル物件は現在工事が進んでおり、今春ごろには完成予定です。
インスタやHPでも進捗を更新していくのでお楽しみに。
≪著者≫
専務取締役 今村俊史
熊本県和水町出身
2012年帰熊し稲葉製材住宅に就く。
趣味は旅行で現在2児の父。
鉄鋼会社→アパレル→稲葉製材住宅と異色の経歴。
これまでの人付き合い、経験、感性を活かし地元の工務店らしさで家づくりを進めていきます。
50年、100年と経ったとき次の世代にも恥じない会社、お客さん、地域との関係を築けるよう日々奮闘。
【熊本の暮らしに寄り添った工務店】
熊本県北を中心に新築、リノベーションを手掛ける工務店です。
家を建てることがゴールではなく。家を建てた後の暮らしにフォーカス。
一人ひとりが楽しい暮らしを送れる家をご提案することが重要だと考えます。
素材にもこだわり、県産材を使用したりと人と自然に配慮した熊本らしい家づくりをご提案します。
【動画】
◎コンセプト動画|施工事例 みかん山の家
◎稲葉製材住宅CM|vol.1 地元の木を使う
◎稲葉製材住宅CM|vol.2 木のある暮らし
【雑誌、メディア掲載】
◎くまもとの家と暮らし|vol.9
https://kumamoto-ie-kurashi.jp/
◎新建ハウジング
https://www.s-housing.jp/archives/270748
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