リノベーション物件は外壁工事も終わり、塗装の工程へと移ります。
杉板の外壁はそのままだと傷みも早く長持ちしません。
そこで今回使用した塗料は「ウッドロングエコ」という塗料です。
この塗料の特徴は、
・土壌、水質汚染しない塗料
・原料は酸化鉄、樹皮、ハーブなど天然成分
・木の表面から腐朽菌を入りにくくする
・塗装した木材を焼却しても有害物質が出ない
・塗り直しメンテの必要なし
といった環境、お財布にも優しい塗料です。
水に粉末を溶かすだけなので施工性もしやすいです。
水で溶いた水溶液を塗布するだけなのでお客さんでも塗れるかもしれません。
右が塗る前、左が塗った後です。
数日経つとこのようにグレーのような色合いになります。
これからもっと味わいのあるシルバーグレー色になっていきます。
板が経年劣化するので、釘も同じように味わい深くなるものを使用しています。
材質は真鍮の釘です。
これも時間と共に黒くなっていきます。
高温多湿の日本で、木材を外壁に使うのは手入れも大変なので敬遠されがちです。
しかし杉板は熱伝導も低く、熱を伝えにくいので外壁材には向いています。
この塗料を使うことで塗り直し不要でもありメンテナンス性に優れています。
仮に杉板が痛んだら部分的に張り直しもできるので経済的です。
これからどんどん色合いが変化していくので暮らしながら楽しめる外壁です。
木材の外壁も検討されてみてはいかがでしょうか。
≪著者≫
専務取締役 今村俊史
熊本県和水町出身
2012年帰熊し稲葉製材住宅に就く。
趣味は旅行で現在2児の父。
鉄鋼会社→アパレル→稲葉製材住宅と異色の経歴。
これまでの人付き合い、経験、感性を活かし地元の工務店らしさで家づくりを進めていきます。
50年、100年と経ったとき次の世代にも恥じない会社、お客さん、地域との関係を築けるよう日々奮闘。
【熊本の暮らしに寄り添った工務店】
熊本県北を中心に新築、リノベーションを手掛ける工務店です。
家を建てることがゴールではなく。家を建てた後の暮らしにフォーカス。
一人ひとりが楽しい暮らしを送れる家をご提案することが重要だと考えます。
素材にもこだわり、県産材を使用したりと人と自然に配慮した熊本らしい家づくりをご提案します。
【動画】
◎コンセプト動画|施工事例 みかん山の家
◎稲葉製材住宅CM|vol.1 地元の木を使う
◎稲葉製材住宅CM|vol.2 木のある暮らし
【雑誌、メディア掲載】
◎くまもとの家と暮らし|vol.9 .10
https://kumamoto-ie-kurashi.jp/
◎新建ハウジング
https://www.s-housing.jp/archives/270748
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