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畳のちから

熊本県の全国一生産量の多いものと言えば「い草」。

最近、和室のあるお家も減ってきて畳を利用する機会も減っています。

 

ただ、畳は日本の自然・風土に適した日本独自のものとして長く愛されています。

日本産の畳は「安心・安全・健康」です。

今一度畳のパワーをご紹介します!

 

①芳香性

畳の原料であるい草の香りは心を癒してくれます。

自然のアロマテラピー効果も◎

 

②湿度調節

畳の「いぐさ」部分の「スポンジ構造」は湿気を吸収し、

稲わらの空洞部分から放出します。

このように、畳は「呼吸」しています。

畳一帖分の自然吸湿能力は約500ml。

六帖間では約3リットルの吸湿能力があると言われています。

高温多湿な日本の風土に、ぴったりマッチした床材が、畳なのです。

 

③保温・断熱性

「いぐさ」はもちろん、畳床に使用されている稲わらも

「スポンジ構造」のため、たくさんの空気を含んでいます。

空気は、熱を伝えにくい性質をもっています。

この空気が「夏の暑さを遮断」したり、「冬の冷気を遮断」してくれます。

それに加え、室内の空気を適温に保つ役目もしてくれます。

 

④弾力性

畳の適度な弾力性は転んでもケガしにくいというメリットも。

硬いフローリングよりも足や腰、膝への負担も和らぎます。

 

⑤空気の浄化

「いぐさ」の主だった特徴に「スポンジ構造」があります。

パルプやウールに比べ、シックハウスの原因と言われる

『ホルムアルデヒド』や『二酸化窒素』を吸着に優れています。

「いぐさ」には、私たちの暮らす環境にある様々な有害物質を

取り除いてくれる、すばらしい効果があります。

 

⑥吸音性

床面に柔らかい素材を使うほど衝撃音が吸収されます。

畳床を敷くことで音が軽減されます。

 

⑦抗菌効果

い草には水虫の原因となる白癬菌や足の臭いの原因となる微生物、

大腸菌O157などに対して抗菌効果があります。

 

とにかくいいことだらけの畳。

さらに畳はエコにもつながります。

畳はその寿命を終えるとたい肥の原料となって土へ戻されていました。

「いぐさ」や藁が土にかえり、新たな命を育む。

畳は、はるか昔から自然にはじまり、自然に終わる、循環系の環境素材でした。

人の体や心に優しい畳は、地球にもやさしい天然作用をもっています。

 

畳の上で寝転がるだけで和み、癒されるのには理由があったんですね。

畳のある暮らしも考えてみてください♪

 

 

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